現在、JSDCではアメリカンソーシャルダンス(フォックストロット・ワルツ・タンゴ・ウィンナワルツ・ルンバ・チャチャチャ・サルサ<マンボ>・メレンゲ・スウィング・ハッスル・サンバ・ボレロ)と、競技会用のクイックステップ、そしてアルゼンチンタンゴのレッスンを行っています。練習会やミニレッスンなどでは、バチャータやポルカなども行います。最近ですが、ウェストコーストスウィング・サルサのOn2スタイルやマンボもクラスや練習会に取り入れています。
現在、行っているスウィング(ジルバ)は、別名イーストコースト(東海岸)スウィングと呼ばれ、一方でウェストコースト(西海岸)スウィングがあります。スウィングのオリジナルであるリンディホップも東のサボイスタイルと西のハリウッドスタイルがあります。 関東風と関西風の違いとでも言えますでしょうか。ウェストコーストスウィングに関しては、日本ではハッスルと同様に教える講師はわずかです。日本でなかなか広がらない理由は教える人が少ないからで、サルサやアルゼンチンタンゴとは比べものになりません。ウェストコーストスウィングは、文字通り「スウィング」の一種ですが、全くイーストとは違う感じなので新しいダンスに挑戦しているようで、簡単ではないですが皆さん楽しんで踊っています。
まずは初級の8種目をパーティで踊れるように!その後、余裕が出てきたらクイックステップ・ウィンナワルツ・ハッスル・ボレロ・サンバ。ホールドやテンションが出来てきて、アメリカンスタイルが結構踊れるようになったら、アルゼンチンタンゴに挑戦されるのも良いと思います。
色々なダンスを楽しみましょう!
皆さんこんにちは、ヨシ矢野です。JSDCには、JSDT(ジャパンソーシャルダンスシアター)という舞踊団があります。私がニューヨークで所属していたアメリカンボールルールシアターのように社交ダンスを舞台で見せるグループです。私自信が、ペアダンスをする前は、バレエやタップダンスのようなソロダンスをやっていましたので、JSDTではソロとペアと両方を入れた作品を踊ります。これまでに、スウィング、サルサ、ハッスル、ウィンナーワルツ、アルゼンチンタンゴ、タップダンス、パソドブレ等、幾つもの作品を披露してきました。
今年、「ダンスで日本を盛り上げよう」という考えのもと、Dance Summit in Japan 運営協議会が主催で「2012ダンスサミットin Japan」 という大ダンスイベントが開催されます。5つのダンスカテゴリーで、小学生、中学生、一般の三つの部で別れて審査されます。この度、私もプロのダンサー達に手伝って頂きJSDTのメンバーで作品を作りました。今回は、ウィンナーワルツとクラッシックバレエと幾つかのリフトをミックスしました。曲は、皆さんがよくご存知のクラッシック、「美しき青きドナウ」です。
作品を観て頂いて、いいと思われたら、YOUTUBEは「GOOD」、 FACEBOOKは「いいね」をクリックして頂けると大変ありがたいです。皆さんからの一般評価と、審査員からの評価を合計し、選出された優秀なグループは、各部門から5チームづつ12月22日に渋谷ヒカリエのコンサートホールで表彰されます。私たちが出場している団体名はJSDT(ジャパンソーシャルダンスシアター)です。以下のサイトから作品をご覧になれます。
・YOUTUBE: JSDT 「美しき青きドナウ」
・FACEBOOK: 2012 ダンスサミット in Japan
皆さんのご協力に感謝いたします。
どうぞよろしくお願い致します!
今回は、同じペアダンスでも、アメリカンスタイルと、日本で一般的に行われている競技用スタイルの違いについてです。これまでも何度かこれについて書いたことがありますが、よく聞かれる質問ですので、改めてお話したいと思います。
競技用は競技に出る為のダンスですから、できるだけ教科書通りに組んで動きます。ワルツやタンゴはモダンと呼ばれ、ダンスフロアを止まらずに大きく動いていきます。幾つかのステップを組み合わせて大きなダンスフロアを1周できるアマルガメーションというものを覚えてそれを練習していきます。ですから、たくさん人がいるダンスパーティでは当然のようにほかの人とぶつかります。そして、競技に出るためですからステップ自体は大変難しく初心者にとっては、1つ1つのステップをこなしていくにはかなりの時間がかかります。ステップをこなすのに大変ということは、音楽を聞いて踊るということはかなり難しいということです。音楽とダンスを楽しむということはできなくなります。しかし、プロに習って時間をかけて練習していけば、すばらしいダンスになることは間違いありません。
それに比べてアメリカンスタイルは、もっと気楽に誰とでも何処でもその場所に応じて踊ります。グループレッスンで音楽を聞いて、いろんな人と踊る練習をすることができます。移動するステップ、その場で行うステップ、方向転換するステップの3種類のステップをダンス毎に幾つか覚えれば、その場所に応じて足を出す幅を大きくも小さくも変えて人とぶつからずに臨機応変に踊れます。ですが、いわゆる即興ですので、何回もパーティに通って慣れる必要があります。
言い方を変えると、スポーツダンス(競技用)か本当の社交ダンス(アメリカンスタイル)かの違いです。アメリカでも競技用スタイルを学ぶ人はたくさんいますが、通常はアメリカンスタイルを何年か経験した後に競技用に入ります。
とにかく皆さんにダンスを楽しんで頂きたいと思います!
日本は、国は小さくても入って来る情報はグローバルですので、全世界からあらゆる情報が手に入ります。音楽は人によって関心のあるものが違います。海外の人から日本人の音楽はと聞かれると?演歌、民謡、さてなんでしょう。何ともはっきりは言いにくいですね。なぜなら日本の人達はあまりに世界からの文化や情報を簡単に受け入れるシステム、才能、感覚があるからかもしれません。社交ダンスの曲もダンスホールなどでは、演歌がかかることもよくあります(JSDCの方々からは余り人気はないようです)が、殆どは海外の曲を使っているのではないでしょうか。台湾や中国の人々は殆ど中国の音楽で踊ります。私としては、やはりその文化圏の音楽を使ってダンスを踊りたいです。生徒さん達には、演歌でしたら殆どルンバで踊れますので、カラオケに行ったら空いてる場所でぜひ踊ってくださいと勧めています。
さてアメリカはどうかと言いますと、勿論その時流行っている曲で躍ることが多いです。でもやはりラテン系、つまりダンスでいうスペイン語やポルトガル語を話すラテンアメリカ系の中南米やカリブ海の人々は、サルサやメレンゲ、黒人達はソウル音楽を多く聞いていますし、踊ります。NYのマンハッタンを100丁目より上がって行くと(日本の一般の観光客は行かないでしょうが)、黒人達が住むハーレムとラテンアメリカンの人達が住むスパニッシュハーレムでは、流れて来る音楽が違うのです。
よく黒人の人達は、皆リズム感が良くてダンスが上手いと思われがちですが、残念ながら私が見た限りではそうではないと思います。私は黒人の有名なダンス学校に6年間毎日通いました。その内の3年半は、152丁目にあるハーレムの中のバレエ学校です。クラッシックバレエ中心の学校ですが、タップダンス(今から考えるとなぜタップダンスのクラスがあったか不思議です)やアフリカンダンスのワークショップなどありました。
その後、何年か経ってわかりましたが、日本、台湾、中国、アメリカでも共通して言えることは、子供の時から音楽をしっかり聞いていたか、そして運動神経がいいかでリズム感、ダンスができるかどうか決まってくるようです。ですが、ダンスの上達はやはりダンスがどれくらい好きか、あとはその人の練習次第だと思います。
ニューヨークでは、毎年夏になると一ヶ月間、ミッドナイトサマースウィングフェスティバルが行われます。リンカーンセンターの中央広場に12m?くらいの正方形の仮設ダンスフロアが作られます。本当に板を寄せ集めただけのダンスフロアです。横にはバンドが入る為の高いステージが作られます。そのステージで皆さんは毎夜3時間くらいペアダンスを楽しみます。10年前で入場料が15$くらいだったと思います。その当時は、アメリカンスタイル社交・サルサ・スウィング・アルゼンチンタンゴを中心に踊っていました。
一般的にソーシャルに踊るペアダンスです。日本で一般に行われる競技用の社交ダンスではありません。競技用はボールルームダンスであって、ソーシャル(社交)ダンスではないからです。従って、ここで踊られているワルツやルンバなどは全てアメリカンスタイルです。皆さんの服装は自由で、夏は半ズボンにサンダルや裸足の人もいます。全て自由です。毎回、NYにある色々なダンススタジオから先生が来て、レッスンやデモをやり、一般客がダンスを楽しみます。週末はたくさんの人が来てダンスフロアに入りきれない人達が周りで踊っています。
こんな事が日本でも出来ればソーシャルダンスがもっと広がるのではないでしょうか。
ペアダンスは、人と人とのコミュニケーションには最適なものだと思います。話す必要がいらないというのも大きな要素です。知らない人に声をかけるというのは大変勇気がいる人も多かと思います。
しかし、少しでもダンスを学んだ経験をしたのであれば、この人と話をしたいと思ったら、手を差し伸べて、ただ踊ってみてはいかがでしょうか?それだけでいいのです。するとどんなに話しやすくなることか。踊っている最中でもいいし、1曲踊り終わってから「もう一曲いかがですか?」と尋ねて、相手がOKであれば(大抵の場合はOKです)、すぐ軽く話をしてもでもいいですね。会話はスムーズに運ぶと思います。なぜなら一曲手を取り合ってスキンシップが生まれ、踊っている間に二人の間の壁が少しずつなくなっていくからだと思います。
何度かお見合いパーティでダンスを担当させて頂いたことがあります。いつものようにメレンゲ、そしてサルサを踊っていただいたあとの様子を伺うと、多くのカップルが話し合っている光景が見られました。そのパーティの担当者曰く、どんなゲームやクッキング等のイベントよりもペアダンスをやった後が多くの男女が話し合うのに時間がかからないと。
シャイで人通しの肌の触れ合いが日常ではない日本人の性格からみても、社交ダンス人口が多いというものうけてます。誰とでも何処でも気軽に踊れるアメリカンスタイルダンスを是非もっと広げましょう。
世界の四大都市の一つである東京(他はニューヨーク、パリ、ロンドン)の現在の人口は1,322万人。日本全体では1億2,761万人、東京には約一割の人々が住んでいることとなります。さて、ダンス人口はとなると、どうでしょうか。JSDCが製作しているDVDを日本全国に紹介しようと、日本にあるペアダンス(社交ダンス、アルゼンチンタンゴ、サルサ等)教室をインターネットで調べてみた事がありました。
教室の数を見ると、どの県も東京都の半数にも及びませんでした。そして東京以外の県は神奈川、そして埼玉県、東京近郊であり、これらの県は、日本第2位の都市であると言われる大阪府より教室が多くありました。いかに東京中心に教室が集まっているか、比例してダンス人口も多く、また、ダンスのレベルも必然的に高くなる訳です。社交ダンス教室の他にも、人気の高いアルゼンチンタンゴの教室も東京で50件、次いで、横浜を中心とした神奈川県、残りの県は5つあればいい方でした。タンゴの場合は、また少し特別かもしれません。
この状況を講師やスクール側から見ると、東京は激戦区であると言えます。生徒さん側から見ると、東京は、教室、講師の選択肢が充分にあるいい環境という訳です。
さて、日本全国で10もないアメリカンスタイルの教室。競争はあまりないと言えますが、逆に、このスタイルをどのように広めたらよいのでしょう。何か皆さんにいいアイデアがあれば教えてください。又、続けて応援の程よろしくお願い致します。
私はダンスを天職と思っています。
ダンスを始めてから、30年以上になりますが、1度もやめたいと思ったことはありません。今後もないでしょう。
そしてこれからもダンスを中心に色々な事に関わっていくと思います。ダンスを選んだこと、選ばせてもらったことに感謝の一言です。
そして「今後ダンスをどう生かしていくのか」が、私のこれからの人生の課題です。
通常ダンサーは、見せる(公演)、伝える(講師)、作る(振り付け)の3つを中心にやっていきます。
私の場合、上記の3つにダンスを広めるという役割があると思っています。つまり、アメリカンスタイルのことです。
社交ダンス(ペアダンス)をやっていく上で、まずアメリカンスタイルから入っていくのが、1番楽しみやすく、続きやすいと思っているからです。理由は、競技用とパーティ用の違いです。いつも言っていますので、ここでは詳しくは書きません。
ダンスは人々にとって、最高の趣味の1つであり、健康の面から考えても、是非人々にやって頂きたいものだと思っています。
私は23年いたNYから帰国して9年経ちますが、アメリカンスタイルは日本ではまだほんの一握りの人達がやっている現状です。
去年アメリカンペアダンス協会を発足しました。
又、アメリカンスタイルを中心に今まで14本のDVDを出版いたしました。これからももっと作っていく予定です。
子供から年配の方、障害のある方でもどんな人も出来ます。
ぜひ、皆さんでアメリカンスタイル社交ダンスを広めていきましょう。
宜しくお願い致します。
皆さん、ダンスは魔法の様だということを知っていますか?
長くダンスに関わってきた私ですが、今でもその力を感じることがしばしばあります。
例として、ブライダルダンスのレッスンの時です。
JSDCでは、ブライダルダンス(欧米では一般的に行われている、結婚式で新郎新婦がゲストの前で踊るダンス)を日本中に広める活動を行っています。
ダンスにあまり馴染みのない日本の女性が、映画やテレビ、知り合いの結婚式でこのダンスを見て、是非ご自身の結婚式で踊ってみたいと思っても、相手の男性はダンスに対してすぐには前向きな気持ちにならないことが多いようです。
これまでJSDCの無料カウンセリングに何も知らされずに相手の女性に連れてこられた男性もいらっしゃいました。
ダンススタジオだと分かり、「えっ、ダンス?」と困惑した男性の表情。
こういう時、私は、カウンセリング(会場やドレスのことを伺いながら、選曲やフロアプランなどを考えることです)を後回しにして、体験ダンスレッスンにすぐ入ってもらいます。
まず、同じ方向を見て、前後・横に歩いてもらい、次に相手と向かい合って、お互いの手のひらを合わせて前後に歩きます。
一方方向に歩いて、次に反対方向に歩き出すと、既に男性(もちろん女性も)は笑顔になっています。
もう一度やってもらうと「楽しいな」と言う言葉が男性から出て、もうこの男性はダンスを好きになっていることが多いです。
ただ相手の女性と一緒に歩いただけでこのような気持ちになり、カウンセリングを終えたお二人は喜んで帰られます。
また、「今日は仕事でクタクタだけど、ダンスがおどれるかしら」と生徒さんがレッスンの前に言われることがありますが、レッスン終了後は「疲れがどこかに飛んで行ったみたい」とおっしゃいます。
本当にダンスは魔法のようです。ダンスをやらないのはもったいないな!と思う瞬間です。
7 月に渋谷オーチャードホールにて、ブロードウェイミュージカル
「カムフライアウェイ」が上演されます。フランク・シナトラの曲を使
ったダンス中心のショーです。振付師がモダンダンサーのトワイラテ
ンサープさんですから社交ダンスは入りませんが、予告編でもあるよ
うに、ペアで組んで踊るシーンは沢山あると思います。
何年か前に、同じくブロードウェイショーで「ムービングアウト」と
いう作品がありました。この作品はビリーテンジョエルの曲で、同じ
振付師のサープさんが作っています。私もまだNY にいた頃なので見
ましたが、素晴らしいショーだったのを覚えています。
また、今回はフランク・シナトラの曲を使いますので、スタンダー
ドナンバーが多いスウィングジャズです。
皆さんも十分楽しめると思います。
フランク・シナトラの故郷は、NY からも近いニュージャージー州
のホーボーケンという所で、私もCM の撮影などでよく行きました。
JSDC でも、フォックストロットのクラスやブライダルダンスの振
付で、シナトラの曲をよく使います。
予告を見たい方は、JSDC の公式ブログ2 月18 日でも紹介してい
ます。
時間のある方は、ぜひご覧になってはいかがでしょうか?
ABRTのオフィスに呼ばれてから間もなくたって、リハーサルが始まりました。
ボールルームの経験の浅い私は、全く大変でした。マンボの作品では、組んで踊りなが
ら袖から舞台へ出てくるのですが、初めのうちは全く何のステップをやっているのかさ
っぱり解らず踊っていた状態でした。私のカップルは、幸運にもピエールとイバンがソ
ロで踊っていたアダジオ(リフトがメイン)の作品を担当することになりました。競技
会の世界では、シアターアーツと呼ばれます。もちろんリフトがメインのエキジビジョ
ンの元世界チャンピオンと同じ様にできるはずがありません。
リフト、リフトの毎日でした。とにかく女性を持ち上げることしか頭にありませんでし
た。しかしジムへ通うのと同じで、筋力トレーニングは1日置きがいいのです。
2週間続くNYのジョイスシアターの公演の後、3ヶ月間はずっと腕がしびれていました
。大西洋、太平洋、カリブ海等のクルーズや各地での公演をしましたが、何と言っても
NY公演は、各新聞に載りますし、芸術の目が高いニューヨーカー達の前での公演は1番
緊張しました。